恋ができるの？fast

｢じゃ、あたしはここで｣

｢うん、また明日｣

あたしは家に帰るフリをしてそのまま直哉の家に向かった

ピンポーン…

｢はい…、かんな？！｣

｢ごめん、急に…ちょっと話したいことがあって…｣

｢うん｣

｢えと…｣

｢ん？｣
大丈夫だ、落ち着け

｢あたしのこと好きなんだよね？｣

｢あぁ｣

｢お願いします…｣



｢…それって｣

｢う、うん｣

｢ありがとう｣

｢ううん、じゃ！｣

｢ちょ！｣
帰ろうとするあたしを直哉が止めた

｢？｣


｢カレカノになったんだからさ｣

？

｢キスしよ？｣

はい！？

｢あたし…｣


｢おいで｣

キスされた
｢んんっ…｣

長い…息できない！

そう思った瞬間直哉が唇を離してくれた

｢ぷはぁ…はぁ｣

｢息止めてんの？｣

｢だって分かんないし…｣