空の下で愛を語ろう
空の下で


『1位でゴール出来たら…伝えたい事がある』



スタート前に彼氏の洋介が言った言葉。



其が何を意味するのか察しは付くけど、心から喜べない。



正直、愛してるのかすら分からない。



練習優先で、私の事は二の次。



いつも寂しい思いをしていた私の心を埋めてくれたのが洋介の弟、要君だった。



2人で洋介のスタートを見届けた後、近くの公園へ足を運んだ。



要君に手を引かれるまま歩いていると、人気の無い木々の間に入り込む。



頭の芯が痺れる程の熱いキスを交わした後、要君の手は下着の中へ延びる。





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