ハートの包帯
「普通」ってなんだろ、
私は、「特別」なんかじゃない。
だったら、「普通」?
じゃあみんな私と「同じ」?
・・・・・違うかも。
でも勘違いして「悲劇のヒロイン」ぶったりなんか、しちゃいけない。
「私の気持ちなんて、誰にも分からないんだから。」なんて、
そんなのみんな一緒だから。
たかが私一人の中の過去や苦しみなんて、
ほんの小さなものだから。
私の問題を他人に背負わせて、
「助けて、」なんて。
一人で満足したりしちゃいけない。
自分のことでいっぱいになってしまうから、
ついつい救いの手を、暖かい言葉をひたすら求めてしまうんだもの。
「なぁに、たいしたことはないんだから。」
そう言って笑って
いつの間にか忘れてしまうのが、
私にとって、
一番楽な道。