それでも彼が好き
風邪
会社に入社してしばらくたった頃、日頃の疲れからなのか、今日起きたら、喉が痛かった。
会社で仕事していると、私の隣の席で、雅が咳き込んでいた。
「雅。大丈夫?雅も風邪?」
雅は顔色が悪く、辛そうだった。
「雅もってことは、雫も風邪?」
私も朝よりも体調が悪くなり、しんどい。
「うん。」
「佐伯さん、雨宮さん、あなた達顔色が悪いから、医務室に行ってきなさい」
上司に言われた。
限界だった私達は、医務室に行った。