それでも彼が好き
とりああえず、手を後ろに隠して

「おかえりなさい。今日もお疲れ様」

「ただいま。いい匂いがする。いつもありがとな」



とりあえず第一関門は突破した。

渉はそのままダイニングテーブルに座った。

私も席につき、左手を隠したまま右手でご飯を 食べはじめた。
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