『誰かを好きになるということ』
木村さんがうちの近くのコンビニまで
きてくれる事になった。
待たせたら申し訳ないから早く行かなき
ゃ!と足を早める。
ヒューと冷たい風が通り抜ける。
ちょっとー!髪型くずれるじゃない!
髪を押さえながらコンビニの前に着くと
もう木村さんがコンビニの前の喫煙コー
ナーでタバコを吸って立っていた。
タバコを吸う姿でさえも様になって、
カッコ良すぎるーーー!!
すると、私に気づいて木村さんが手をあ
げて合図した。
私は精一杯の笑顔で答え可愛くお辞儀を
する。
一歩ずつ木村さんへと向かう足取りと
同時に私の心臓は更に鼓動を早くした。