『誰かを好きになるということ』
私はぐっと涙を堪えるのに必死だった。
でも、木村さんは話を続けた。
「だけど、彼女からやっぱり別れたいって言われたんだ。」
何で今こんな話するんだろう。
聞かなきゃ駄目かな。
もう耐えられないよ。
私はギュッと売り物のペンダントを
握った。
「もう誰も信じられないと思ったし、
誰も好きになんてなれないって思った」
私の気持ちに気づいて
それでこんな話してるの??
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