『誰かを好きになるということ』
もう、涙を堪える理由はなかった。
すると、遠くから黙って見てた店長が
側にきて
「そんな顔じゃ接客できないわ。
早退しなさい。」
と軽く肩を叩いて言った。
急いで店をでた私は
木村さんの胸に飛び込んだ。
「私も、木村さんが好きです。」
顔をあげると同時にそっと唇が重なる。
やっぱり『この人』だったんだ。
この日から
運命の相手は
私の『最愛の彼』になったんだ。
それは、山口みなみ21才のクリスマスイ
ブの事。
これは運命の結末ではなく、
新な始まり。