サクラのハナビラ
決意
次の日、学校に着いたあたしはすぐに親友の愛美に今日までの出来事を報告した。
ほんとはこんな事誰にも言いたくなかったけど、どうしようもないこの気持ちを聞いてもらわないともう苦しくて…。
愛美は真剣に聞いてくれた…。
そしてあたしが話し終えるとゆっくりと答えた。
「サクラ…。
辛かったね…。もちろん彼氏以外の人にそういう感情を持つことは良いことじゃない。」
愛美は窓の外に視線を移した。
「でも。」
「サクラはきっと悲しいと思う。優しい子だから。
ヨウちゃんの事が大事だから…。」
そしてまたあたしの目を真剣に見つめて言った。
「ヨウちゃんはもうただの彼氏じゃないよね?
真面目にサクラの婚約者。
それはすごい素敵だよ。
でもサクラには本気の恋愛をしてもらいたい…。
自分の気持ちに正直になって?
弟さんの事が好きならこのまま結婚しちゃ駄目!してしまったらもう戻れないんだよ?
でもその気持ちよりヨウちゃんを大切に思う気持ちが強いなら弟さんのことはきっぱり忘れる。」
ドキンと胸が鳴った。
.
ほんとはこんな事誰にも言いたくなかったけど、どうしようもないこの気持ちを聞いてもらわないともう苦しくて…。
愛美は真剣に聞いてくれた…。
そしてあたしが話し終えるとゆっくりと答えた。
「サクラ…。
辛かったね…。もちろん彼氏以外の人にそういう感情を持つことは良いことじゃない。」
愛美は窓の外に視線を移した。
「でも。」
「サクラはきっと悲しいと思う。優しい子だから。
ヨウちゃんの事が大事だから…。」
そしてまたあたしの目を真剣に見つめて言った。
「ヨウちゃんはもうただの彼氏じゃないよね?
真面目にサクラの婚約者。
それはすごい素敵だよ。
でもサクラには本気の恋愛をしてもらいたい…。
自分の気持ちに正直になって?
弟さんの事が好きならこのまま結婚しちゃ駄目!してしまったらもう戻れないんだよ?
でもその気持ちよりヨウちゃんを大切に思う気持ちが強いなら弟さんのことはきっぱり忘れる。」
ドキンと胸が鳴った。
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