サクラのハナビラ
あたしが泣き止んだあとあたし達はホテルを出た。




家の近くまで桜太くんは送り届けてくれた。




「じゃあ‥。」




「うん‥じゃあね‥。」



お互いこれからのことは何も話さなかった。




どうすればいいかわからない。




きっと桜太くんも苦しんでる‥。




ただ…ただ愛してる。




ほかにない‥。
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