サクラのハナビラ
家についてしばらくしてからあたしの携帯が着信を知らせた。
「もしもしヨウちゃん?どうしたの?」
「サクラ‥!俺帰りに実家に寄ってみたんだ‥結婚なくなったこと報告しようと思って‥そしたら桜太がいないんだ‥。桜太‥留学するんだって‥カナダに!」
なに‥?カナダ‥?どうして‥
「語学の勉強したいってちょっと前から決めてたらしいけど急な話で‥おまえ達‥いいの?俺はもうほんとに大丈夫だよ?って言ってもあいつさっきもう出てしまったみたいなんだ‥今なら間に合うから!電話して追いかけろよ!!」
心にポッカリ穴が開いたような脱力感
桜太くんがいなくなる‥。
あたし達に未来がないことはお互いわかってた。
でも桜太くんはあたしの幸せを心から想ってくれたんだ。
「ヨウちゃん‥ありがとうね。」
あたしはそう言って電話を切った。
‥追いかけない。
桜太くんを確かに愛した記憶があるから、桜太くんが愛してくれた日々があたしの中にちゃんとあるから‥。
「もしもしヨウちゃん?どうしたの?」
「サクラ‥!俺帰りに実家に寄ってみたんだ‥結婚なくなったこと報告しようと思って‥そしたら桜太がいないんだ‥。桜太‥留学するんだって‥カナダに!」
なに‥?カナダ‥?どうして‥
「語学の勉強したいってちょっと前から決めてたらしいけど急な話で‥おまえ達‥いいの?俺はもうほんとに大丈夫だよ?って言ってもあいつさっきもう出てしまったみたいなんだ‥今なら間に合うから!電話して追いかけろよ!!」
心にポッカリ穴が開いたような脱力感
桜太くんがいなくなる‥。
あたし達に未来がないことはお互いわかってた。
でも桜太くんはあたしの幸せを心から想ってくれたんだ。
「ヨウちゃん‥ありがとうね。」
あたしはそう言って電話を切った。
‥追いかけない。
桜太くんを確かに愛した記憶があるから、桜太くんが愛してくれた日々があたしの中にちゃんとあるから‥。