サクラのハナビラ
走りだす気持ち
「プッ‥」

彼が急に吹き出した。


「な‥なによ‥」


「あはは‥あんた喜んだり悲しんだりコロコロして面白いな‥顔に出まくり!なんか見てて飽きないよ。」



‥すごく笑ってる‥。飽きない‥かぁ‥。



彼の言葉がどんどんあたしの中に入り込む。



つかめない人‥調子狂っちゃうよ‥。



「困った顔すんなよ。東大生様が教えてやるよ。」



あたしは出会って間もない名前も知らない人に勉強を教えてもらった。



ぶっきらぼうだけど丁寧に…。



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