短・チョコレートな恋【完】
「でも涼太君、チョコレート貰ってたじゃん?彼女?可愛かったし…」



あたしがそこまで言うと、



あたしの手を涼太君が掴んだ。




「彼女じゃないし。いないって言ったじゃん」



そうそっぽを向いて言った。



「あっ、そっか…。ごめんね?」



あたしは色んな意味で涼太君に謝った。



追いかけてごめん。



好きになってごめん。



あたしなんかでごめん。



ごめん。



そしたら、



「なんで、謝るの?別に先輩は何も悪いことしてないじゃん」



そう言ってくれた。



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