カノン




君と初めて会った日、確かに"共鳴"を感じた。


空気も何もかもが、俺と同じ気がして…。




君が あんまり"あの人"の事ばかり だから…、

いつの間にか、自分の心の中に無意識に封印して しまってた。


自分だけが運命だと思ってる なんて、ダサ過ぎるから。






―…そっか。


今頃 思い出すなんて……








あの時…『初めて会ったのに、初めて会った気が しない』と、

君も言っていたっけ。




でも 君が…、

"あの人"を好き だったから……。





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