カノン
「リアは…さ、
自分では気付いてないかも しんないけど…
みんなに めっちゃ、甘やかされてんだよ。
…もう、
みんな、リアに盲目 笑
だからリアがさぁ、
すげー笑顔で″チョコ大好きなんだぁw″って言ってれば、
″じゃあ今度 会う時にチョコでも持ってて やるかぁ~″って、なる訳よ。
もう ある意味、貢ぎ物だよね 笑」
「貢ぎ物!?
いや いや いや…、何 言ってんの!!」
「…やっぱ、気付いてねーか 笑
でも今 周りに居る奴 思い出してみて、
何か思い当たる節は、あるっしょ」
「思い当たる節…??」
「ぜってー居ると思うよ。
みんなリアの笑顔が見たくて、必死なんだから 笑」
「………」
……そんな事 言われても全然 心当たりが無いし、
何より、何だか恥ずかしく なってきて、苦笑を漏らした。
それを見て、親友は困ったような呆れたような…
何とも言えないような表情で、言った。