叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
この前のありがとうもハグも。
俺はすげー嬉しかったし、彼女の弱さも少しだけ見れた。
俺は相沢が大好きなんだって
愛しいんだって
そう、実感したんだ。
大切で、大切だからこそ、大切にしたい。
「そっか。冬樹が決めたならそれでいいと思うよ」
「ああ、そうさせてもらう。ついでに仁、俺はお前とも離れるつもりねぇーからな」
「へ?」
仁は自分も幸せになるつもりないんだろ?
だったら俺から離れようとするはず。
でも、そんなことさせねぇーよ。
「お前俺と距離をおく気だったろ?そんなこと許さねぇから」
絶対許さない。
「それから、昨日お前、俺のこと好きだって言ってたけどさ……」
「うん、すげぇー好き。大好き」
「うっせー黙って聞け。……俺もけっこーお前のこと好きだから」