叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
……たぶんダメだと思うんだけどなぁ。
「ーーえっ!?いいんですか!?」
『え?なんで?もちろんいいわよ。だけどリビングで寝てもらうことになるわよ?』
叔母さんの予想外の返答に驚いてしまった。
本当にいいんだ。
リビングで寝ることは、多分いいと思うけど……。
「ありがとうございます」
『いーえ。冬樹くんには遠慮せずに何でもこうして相談して欲しいと思ってたの。私をお母さんだと思ってなんでもワガママ言ってちょーだい』
「はい……」
『うん。じゃあお味噌も忘れずによろしくね〜』
一方的に通話が途切れたスマホをズボンの中に直した。
叔母さんを本当のお母さんみたいに……。
今はまだ無理だけど、いつかそうなればいいな。