叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
俺を呼ぶ、君の声。
桜の花びらが舞う中に、出会って恋に落ちたあの時と同じような満面の笑顔で手を振る純白のドレスで着飾った君。
俺の、生涯のパートナー。
胸にはあの日プレゼントしたガラスのくつがデザインされてあるネックレス。俺たちの思い出。
君か笑うから、俺も笑える。
……母さん、見てる?
25才になっても俺、まだまだ未熟で成長途中で全然完璧なんかじゃないけど
ーーそれでも、
人を真っ直ぐ愛せるような人になれました。
……優しい風が吹く。
母さんに「偉いわね」って褒められた気がした。
微笑んで優夜のもとへ走る。
また、俺たちはここで飛びたつ。
未来に向かって。
これから先、どんな辛いことがあってもきっと大丈夫。
いろんなことを乗り越えて来た俺たちなら、また何度でも乗り越えられる。
大切な人がいるから。
大好きな君に、明日も会いたいから。
絶えず笑顔で、君のそばにいるよ。
これからも、ずっと。
「……優夜、愛してる」
そう言って彼女にキスをすると歓声が上がった。
君の手を離さずにいると約束するよ。
だからこれからもずっと一緒に未来へ行こう。
ーー大好きな君に、僕から。
惜しみない愛を捧げることを誓います。
-END-