叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。


「相沢は本当に本が好きなんだな」


『うん』



手に持っているのは、俺が知らない分厚い本ばかりで、感心する。


俺はあんまり本読まないからなぁ…



「今度オススメの本貸してよ」


『わかった!』


「ありがとう。たぶん読むの遅いけど勘弁してね」



そう言うと相沢はおかしそうに含み笑いをして俺も声を出して笑った。


かわいいな…

抱き締めたくなっちまう。


心がキュンとしてたまらない。


相沢は俺が好きか…?


もしそうだったら、どんなに幸せなんだろうか。
想像しても、想像しきれない。


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