叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
相沢と恋人同士になれたら。
きっと、ずっと一緒にいて離さない。
そんな自信がある。
だって、こんなにも心が君への愛でいっぱい。
片想いから、いつか両想いになる日がくればいいな。
「あれ!?ユウカちゃんじゃない!?」
その時だった。
相沢のことを”ユウカちゃん”と呼ぶおばさんが話しかけて来たのは。
だれ……?
ユウカちゃって……?
「どうしたのよ〜!?もう一年も顔見せに来ないで」
不意の久しぶりの再会とでも言うかのように興奮気味に話す、少しふくよかで優しそうなおばさん。
でも当の本人である相沢は困ったように眉を寄せた表情をしていて。
俺と目が合うと、助けを求めるかのように目をウルウルさせた。
「あの、失礼ですが、この子はユウカって名前ではないのですが……?」
「えぇ!?」