君と私の初恋にっき
√プロローグ 女子高生



春。4月7日。
今日から私は女子高生になる。
「ちょっと大きかったかなぁ…」
真新しいブレザーに手を通すと、少し大きくてぶかっとした。
「じゃあママ、先行くね♪」
トントンっと足を踏み鳴らす。
初めて履くローファーはなんだか慣れなくて歩きずらかった。
「よーし……」

私、星川 愛歌は今日から女子高生になります!!



「……あ、あった」
校門に張り出されたクラス表。
中々私の名前は見つからなくて、少し不安になったけど、
《C組 26番 星川 愛歌》
ちゃんと名前があった。

早速靴を履き替えて、教室の指定された自分の席に座る。
今日から私はこの新しい環境の中で生活出切るんだっ!!
♪~♪~~
思わず鼻唄を歌ってしまう。
そしたら斜め前の人に変な目で見られた。
私は恥ずかしくなって、鼻歌を止めた。

少しすると、担任らしき先生が来て、すぐ入学式が始まった。
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