君と私の初恋にっき


私はのんびり出来たらそれで良いや。

あ………あと
恋、したいな。

私にはまだ初恋が無い。
それなりに仲良い人は何人か居たし、告白もされた。
だけど、好きな人は居なかった。
だから、高校生になったら恋したいなってずっと考えてたりした。
恋ってイマイチどんなのかよく分からないけど、絶対幸せしか無いよね。

そんな事を考えていると、いつの間にか全部終わっていたらしく、帰る時間になった。


素早く支度を済ませ、教室をでる。


外に出ると、暖かい風が肌をなぞった。
前を見ると、男女が手を繋いで帰っていた。
頬を夕焼けみたいに赤く染めて。


……私もあんな恋、してみたいな……


それから私が初恋に出会うまであまり長くはありませんでした――――……
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