デリヘル店長物語
まず、簡単な自己紹介をしておきます。

大手風俗店【箱ヘル】で2年ほど勤め、その後引き抜きで下野してデリヘル店長を勤める。

箱ヘルでの最終役職は店長代理で、実務的には店舗を任されていた。

ココも風俗固有の考え方で、役職以上の仕事をする事も珍しくないのだ。

役職とは給料査定の目安と、店の最高責任者か否かを知る程度だと思ってよい。

役名で店長職を使っている店長は会社からの信任も厚く、権限もそれなりにある場合が多い。

対して、副店長・マネージャー等の、店長代理職の店長は、会社からとりあえず人員的都合で、店長見習いとして管理職にある場合が多い。

大手の箱ヘルの場合、デリヘルより作業量が格段に増える為、片番3名は当たり前なのに対してデリヘルはせいぜい2名、仕事が出来る従業員であれば1名で店を回す事ができる。

経費的な面でも許可店にくらべてかなり低く出来きて、デリヘルを個人で開業するなら多少の余裕を見て500万もあれば充分だ。

他の業種と比べても利益率から考えれば破格の安さだ。

むしろ投資金より、コネクションや企画力の方が大切で、最近では脱サラ組の多くがその点を考慮せず相当数夢敗れて堕ちていっている。

デリヘルの店員にとって、最も大切な事は

必ず定刻通り出勤する

が1番重要です。
接客能力や、頭の回転の早さ、情報処理能力、女子管理能力などザマザマな必要点はあるけど、

まずは時間通り出勤しろ

話しはそれからだ、が一般的な考え方です。
次に話術、これもデリヘル業務に必要不可欠な為、この最低2点を満たせい人は長く続きません。

自主的に辞めるか、クビになるか、遅くても一ヶ月で答えが出ます。
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