絶対的黒髪ガール 〜マイ ヒーロー〜
優季は、目を見開き、驚いている。

堂々と好き宣言をした山崎に、驚いているんだろう。


「ぇっ…恵里香…?嘘…だよね…?」


「嘘じゃないわよ、あんた馬鹿?あんたなんかよりね、あたしの方が奏太朗くんに合ってるのよ。あんたみたいな恋愛初心者に、彼氏なんていらないのよ」


優季は、呆然とし、目に涙を溜める。

そうか…
俺は…

好きな女を…泣かしたのか…?
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