隣の席の俺様ヤンキー


ほんとは・・辛い


いじめなんて受けたこともなくて。


こんなこと承知で蓮と付き合ったはずなのに・・
すっごく怖かった。辛かった。


強がってても、それを見抜ける月希先輩はホントにすごいって思ったよ。




「出る?どこ行きたい?」


私が泣き止むと月希先輩は優しく声をかけてくれた


「とりあえず、カラオケ行きたいです」


「おっいいね。ねぇ、今更だけど・・」


「はい?」


「これって浮気デートに入らない?」


「ははっ」私はつい大声で笑った


気分転換で学校をサボっただけなのに
浮気デートなんて頭の中に入ってなかったんだもん



「入らないですよ」私は笑い混じりで答えた


「そっか。」月希先輩も微笑んだ





< 102 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop