隣の席の俺様ヤンキー
ほんとは・・辛い
いじめなんて受けたこともなくて。
こんなこと承知で蓮と付き合ったはずなのに・・
すっごく怖かった。辛かった。
強がってても、それを見抜ける月希先輩はホントにすごいって思ったよ。
「出る?どこ行きたい?」
私が泣き止むと月希先輩は優しく声をかけてくれた
「とりあえず、カラオケ行きたいです」
「おっいいね。ねぇ、今更だけど・・」
「はい?」
「これって浮気デートに入らない?」
「ははっ」私はつい大声で笑った
気分転換で学校をサボっただけなのに
浮気デートなんて頭の中に入ってなかったんだもん
「入らないですよ」私は笑い混じりで答えた
「そっか。」月希先輩も微笑んだ