隣の席の俺様ヤンキー
本物の愛
私がこんな姿になったのも
こんな道に進んだのも
全部蓮のせいなわけで。
なんだか逃げたくなって。
トイレから飛び出して走った
履きなれてないヒールに、つまずきそうになる。
「あぶねーって。」
グイッと腕を引き寄せられて
気づけば蓮の胸の中にいた
「離して・・っ」
「離したら、またいなくなるでしょ?」
そんなことを私の耳元で囁いてきた
・・どういうこと?
だって・・別れを告げたのは蓮のほうで。
いなくなったのも、そっちからで・・。