隣の席の俺様ヤンキー
「だって、初めて会ったときだっていきなり自己紹介してくれてさ。
私の自転車がパンクしたときだって助けてくれたし・・・。なにかしら理由ないとそんなことまでしないでしょ?」絢香は俺の顔をジッと見た
今度は俺が顔を背けた
「あぁ、そんなこともあったっけ」
「あったっけじゃないよ!ねぇ、どこ好きになったの?」
「・・覚えてねぇーんだな。」
「なにが?」
「中学生んときのこと」
「え?」
いつか言おうかと思ってたんだけど言うしかないかな。
それから俺は中学生のときの出来事を話した。
その出来事がまさに、俺が絢香を好きになった理由。