隣の席の俺様ヤンキー
謎の男
はぁ・・自転車がないとやっぱりキツイな
歩いて1時間はかかる
修理だして1週間はかかるってお母さんたちは言ってたし。
ばかやろー!!
近くにあった缶を蹴ると、道路にでた缶は車によってプシュッとつぶされてしまった
はぁ・・。
なんか調子狂う
「なんかイラついてるようだけど?」
声のするほうをむくと、黒髪で黒ぶちめがねのホストで働いてそうな人が立っていた
「・・だれ、ですか?」
「ああ、ごめんね。俺は、呉城 祐也(くれしろ ゆうや)」
ん?呉城?
「気づいたかな?弟の蓮と仲良くしてくれてる絢香ちゃん♪」
「おっ・・弟?」
「そ。俺と蓮は兄弟。俺は大学行ってるから高1の蓮とは結構年離れてんの」
「へぇー・・なんか意外です。蓮のお兄さんって言ったらもっと金髪でチャラいのかと」
「あははっ。そんなことないよ!姉もいるんだけど、普通に絢香ちゃんみたいなおとなしい人だし。あーやってチャラい道に行ったのは蓮だけ」
「そうなんですかー・・。」
誤った道を選択してしまったな蓮は
心の底で、なぜか不愉快に思う自分がいた