隣の席の俺様ヤンキー


いつのまにか壁と蓮に挟まれる体制になってしまった


「・・答えたら帰っていい?」


「もちろん。」


得意げな表情で蓮は笑った


「じゃあ、質問どーぞ」


蓮に見つめられてるものの、私はうつむいた


だって顔あげたら、今にでもキスしそうな距離なんだもん



「祐也とはどんな関係?」


「最近知り合ったばっかなの。私の自転車のパンクが直るまで車で送り迎えしてくれるって。」


「へーえ。」


「それだけ?」


「まだ、ある。」


「なに?」


「好きな奴いねえの?」


・・なんですかその質問

いきなりなんなんですか


しばし考え込んでいると、蓮は私の顔をのぞきこんだ


「なぁ、聞いてんの」


「ひゃっ」


ばか、蓮のばか。
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