隣の席の俺様ヤンキー


しばらく、様子を見てみると先輩らしき男女がイチャイチャしていた


あれ、あの女の人ってまさか・・


「ね、女って信用できないでしょ?」


「うん・・・。」蓮の言葉がなぜか私の胸に響いた


だって・・あの人は昨日蓮とキスしてた人なんだもん



「うぜーな。どいつもこいつも。どうせ外見なのかよ」


ふうっとため息をつくと、壁にもたれかかって座ったので
私も隣で座った



「そんなことない。蓮は、優しいから。そんなこと言わないで?」


優しく頭をなでた


自転車がパンクしたときだって助けてくれたし。

なんだかんだでいいところはあるんだから。



「我慢・・できねぇよ。」



「え?」



蓮は私の顔を手で包み込んでキスをした



いつもとなんだか違う。甘いキス。



それに否定することもできなかった私は
なぜか許してしまった__。
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