隣の席の俺様ヤンキー
チャイムが鳴るのと同時に、先輩たちは屋上から出て行った
さっきから胸がドキドキするのはなぜ?
まだ唇や首筋に残ってる感触がさらに鼓動を熱くさせる
「そろそろ行くか。絢香勉強したいんだろ?俺のわがままに付き合わせてゴメン。」
いつもの蓮らしくない優しい言葉にまたドキッてしてしまう
蓮は、立ち上がって背伸びをした
青い空にその姿がとても似合ってる
「絢香?行くぞ?」
私に手を差し伸べてくれた
だけどね、私は首を横に振った
「もう少しこのままでいたい」
蓮の制服の袖を握った
「そんなこと言われると、俺なにするかわかんねーよ?」
いつもの悪魔みたいな笑みで私を見てきた
なんだかその表情も可愛く見えてきて___