隣の席の俺様ヤンキー
「なんだよ、ここまできて」制服のネクタイをゆるめながら蓮はめんどくさそうに言った
「ほんとに・・するの?」
「するに決まってるだろ」
「・・やめない?」
「は?」
「蓮は、私のこと本気で好きじゃないんだからこういうことはさ・・ね?
お互い愛し合ってたらやるものでしょ?」
うんうん。我ながら正論だ。
「じゃあ逆に聞くけど。絢香は俺のこと好きなの?」
「うっ・・」
好き?・・なのかな。
ううん、きっと嫌いだ。こんなやつ。
女遊びが酷くて、たばこも吸ってて、ビールも飲んでるヤンキーなんて無理無理
「は?だれがヤンキーだって?」
「えっ・・声にでてた?」
「うん。バリバリ」
「すいませんでした・・。じゃあ、私はこれで」
起き上がろうとすると、蓮に抱きとめられた