隣の席の俺様ヤンキー
受け入れたくない現実
教室に戻ると、すでに皆お弁当を食べていた
あれ・・もうそんな時間?
時間が経つのって早いもんなんだな
「絢香ー!体調悪いってほんと?」
真っ先に私の姿に気づいて駆けつけてくれたのが未奈美だ
「うーん・・体調悪いっていうかなんというか・・」
しどろもどろしてる私の姿を見て
未奈美はなにかに気づいたようだ
「ふーん。絢香がねぇ・・」
「ん?」
すると、耳元で「ヤってきたの?蓮ってひとと」とささやいた
「はっ?!な、な・・なんで!!!」
「そんなに動揺しなくても。制服のボタンが1個ずつ食い違ってるし。
それに、首にキスマーク。全く大胆だよねぇー絢香は」
あきれた未奈美の誤解を解くかのように、全て話した
半分ヤりかけたこことか・・
なんだか蓮を見る目が変わっただとか・・
全て話し終えると、あっけらかんとした顔で
「それって、恋じゃん。気づいてないの?」とつぶやいた