隣の席の俺様ヤンキー
白と黒でまとめられてるシンプルな部屋に、圧倒されていると
ドアがガチャりと開いた
「風邪ひいちゃうから。これで拭いて?」そう言った月希先輩は私にタオルを差出してくれた
「あ、ありがとうございます」
雨で少し湿った髪の毛を拭いた
タオルからは洗剤の香りが漂ってきて、なんだか落ち着いた
「ちょっと着替えてくるね。絢香ちゃんは、その格好のままで大丈夫?」
私は制服を見渡すと、特にそんな心配はないようだ
「大丈夫です。」
「そ。じゃあ、ちょっと待っててね」
「はい。」
また部屋の中に1人という空間に陥った