隣の席の俺様ヤンキー
うーん・・。
月希先輩の家に来てみたものの、これからどうすればいいんだろう
窓から外を眺めると、一向に止む気配はなかった
そういえば・・蓮はどうしてるんだろう
じわりと目の奥から熱いものがこみ上げてきた
ばか・・こんなところで泣いちゃダメだよ
「絢香ちゃん。どうしたの?」
ふと見ると、ジャージ姿の月希先輩が立っていた
やばっ・・泣いてるところ見られちゃったかな
「大丈夫です。なにもないです。」作り笑いをした
ちゃんと笑えてるかな
「嘘でしょ?コンビニで雨宿りしてるときも悲しそうだったし。なんかあったの?」
月希先輩は、私の横に座って背中をさすってくれた
『なんでも話して』って言ってくれてる気がして。涙が止まらなかった
そっか・・私、今気づいた
なんで、こんなに涙がでるのか
なんで、現実逃避するのか
私は__蓮が好きなんだ。