ゆるふわなキミ
ぐいぐい


昨日はごめんなさい。
そんなこと言うつもりじゃなくて、自分でもわからないんだけど頭がカッ!となって、思わず大きな声を出してしまったの。

とかって、謝ろうって決めてたのに……

「萌ちゃんがオレのこと待っててくれるとかマジ嬉しい!オレのこと好きになった?ね、なった??」

……言う気なくした。

「なるわけないでしょ。それに待ってません。勘違いです」
「またまた。ホントは待っててくれたくせに」
「は?」
「昨日の事謝ろうとして待ってたでしょ?律儀だもんね。萌ちゃん♪」
「違います!だいたいここは私の学校の校門で、私がいるのは当然です!」
「それは当然だけどさ。じゃあ、いつもみたいにさっさと帰ればよかったんじゃね?」

ぐっ……



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