浮気性彼氏と一途な彼女
相反する感情
*優 side*
蓮と別れて早一週間。
衝撃的なものを目にした。
目にしたこと、
それは蓮が女の子と話さないこと。
今までなら、にこにこ楽しそうだったのに。
あっ、蓮の側によくいた女の子。
『蓮、最近遊んでくれない』
『なんか、好きな人に
振り向いてもらうために
頑張ってるんだってー』
そっかー、好きな人出来たんだ。
蓮、きっとその恋は叶うよ
蓮はすごくいい人だから。
ークラスー
別れてから隣の席って気まずいよね…
授業を受けてたとき、
ふと蓮と目があった。
恥ずかしいからすぐそらしたけど。
『倉野、ちょっと職員室に来てくれ』
HRが終わって先生に呼び出された。
『優、なんかしたの?』
『ううん、した覚えない。』
『なんだろうね?じゃあね、優』
『バイバイ、萌』
ー職員室ー
『失礼します、何ですか?』
『おーきたな…
これを教室に持って行ってくれ
よろしくなー』
えっ…これ全部?
こんな量を1人でって
先生どうかしてますよ。
先生、私女の子なんですけど…
…ずる
『うわっ…』
『あっ、大丈夫ですか?』