浮気性彼氏と一途な彼女
泣きたくなった。
蓮はあまり女の子を褒めていなかったから
蓮に褒められたことがある私は
ちょっと自慢だった。
それからは衣装合わせが終わって
各自解散だったから
私は1人屋上へ。
と思ったんだけど…
先客が。
『倉野優ちゃんだよね?』
どうして私の名前を?
『優ちゃん、男子の間で有名だから。』
どんなことで有名なのよ。
しかも初対面で優ちゃんって…
『あっ、俺、新崎凌。
凌って呼んで?』
なんて言って新崎くんは去っていった。