どうしようもない幼なじみに…



「俺がバスケの次に好きなヤツはさ、今俺の腕の中で顔を真っ赤にしてるオマエだ」

 その言葉に、顔が余計に熱を帯びていく。

「バ、バカじゃないの!?」

 私は浴衣の前を掻き合わせて大ちゃんの腕を叩いた。

「あいたっ」

「もうっ!大ちゃんのバカーッ!」

 私が言うと、大ちゃんは顔を赤らめて

「オマエ、クロつけてんだな」

 ボソッと言った。

「バッカじゃない!?」

「うん、バカでもいい」

 大ちゃんはそう言って私の額にキスした。

 もーやだ!こんなどうしようもない変態野郎なんか知るか!

 一回叩いたら治るかなー?

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