どうしようもない幼なじみに…
立ち上がった大和が、私の肩を掴む。
「なんだよ!オマエだってそんなちっさくねーだろ!」
大和に言われ、顔が熱くなった。
「バッ…何言ってんの!?」
「俺は、桃花のことしか眼中にないからな!?この先、オマエより可愛いアイドルが目の前に現れようが、スタイル抜群のグラビアアイドルが来ようが、俺はオマエしか愛さない!」
耳元で怒鳴られて、頭がグワングワンする。
「…あ、頭がぁ…」
「あ、ごめん…」
大和が悪びれた様子で言った。
「いいよ。私も冗談きつかったかな」
「はぁ?冗談!?」
「からかい半分、でも半分本気だった」
私が告白すると、大和はため息をついてベッドに座った。
「来いよ」