どうしようもない幼なじみに…


 盗ってねェし。

「襲うってのは、男教えてやるって意味だよ」

 俺が言うと、桃花は納得したようにうなずいた。

「大丈夫、凌太にしたから」

「は?」

 俺は聞き返した。

 桃花と凌太、いつのまにそんな関係に…?

 と思ってたら違った。

「この前、駅で凌太に道教えてあげたんだ」

「はぁ…?」

 俺は呆れた。

 桃花のあほぶりには呆れた。

「そうじゃなくて、イケないことするって意味d…「殺人とか?」

 ダーメだこりゃ。

「襲うからな」

 俺は桃花の服に手をかけた。

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