どうしようもない幼なじみに…
「じゃあ大ちゃんは、女の子が下着一枚になったとこ見たことあるわけ!?」
夜目にも大ちゃんの顔が赤いことがわかる。
「バッ…ないわけないだろ!」
「あるんだ?」
「あるかよっ!」
大ちゃんは既に思考がうまく回らなくなりかけてる。
「どっち?」
「…ない」
「じゃあ、そんな酷いこと言わないでよ!」
私が言った時だった。
ドアが開いた。
「ユ、ユーレイか!?」
大ちゃんが壁まで後ずさって叫んだ。
「ん?あ、やっぱりここにおったんかいな」
顔を懐中電灯で照らされて私は目を閉じた。
「…あれ、今川先輩」
私は関西弁が特徴の副主将を見上げた。