どうしようもない幼なじみに…
俺は恐る恐る聞いた。
「うん、ごはんだよ」
俺は、今日死ぬ覚悟をした。
桃花が持ってきた盆に乗っている料理は、えぐい色の塊だった。
「それ…何?」
「うーんとね、栄養を重視して料理したんだけど。納豆と蜂蜜と魚とレモンと…あ、あとチョコも入れた!」
もはやこの料理には名前さえないらしい。
「な、なんでそんな物作ったんだ…?」
「うん?だって皆疲れてたから」
俺は異臭を放つその料理にスプーンを入れた。
なぜか俺は、桃花の料理の毒見係になっていた。
「…ど、どう?」
桃花が不安げに聞いてきた。
「……え!?」
俺は料理を飲み込んでから驚いて声を上げた。
「どうした?大和」
「どうしたんや?」
キャプテンと今川さんが聞いてくる。