どうしようもない幼なじみに…


「や、大和!?」

 ドアの前に立っていたのは大和だった。

「遊びに来たぜ」

 大和はそれだけ言って部屋に入ろうとする。

「え!?ちょっ…待ってよ」

 私は慌てて大和を止めた。

 だ、だって…なんでいるの!?って話じゃん。

「…どけよ」

 大和はそう言って私の腕を掴むと部屋に足を踏み入れた。部屋のドアがガチャンッとしまる。

「…こっち来いよ」

 大和は部屋に設置されている椅子に腰を下ろすと手招きしてきた。

 おかしい。去年までの大和からは想像つかないよ…。

「早くしろ」

 大和に急かされて私は大和の方に近寄った。途端、大和が腰に腕を伸ばしてきた。

「きゃっ!?」

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