私だけの王子様
恋愛期間限定スタート
・・・――
翌日、学校に行くと校門から女子の騒ぎ声が聞こえてきた。この声はきっと。
『立花くん!あたしお弁当作ってきたよ!』
『ダメだよ~私が作ってきたんだからぁ!』
『立花くんはウチのなんだからー!』
そんな女子の黄色い歓声を受けながら少し困った笑顔をしている立花くんが視界に入った。やっぱりカッコイイとは思ってしまう。だけど恋愛感情までにはいかないと思うんだ。
立花くんのファンというか立花くんを好きな女子はたくさん居る。
だから立花くんと彼氏、彼女になるって事はたくさんの女子を敵に回す事になるんだよね。って・・・まだ本当に付き合うって決まった訳じゃないのに私、何考えてるんだろう。
「あ、千夏ちゃん!」
私に気づいた立花くんが笑顔でコチラへと向かって来る。
あの女子の輪から逃げ出せる立花くんは、さすがに毎日の事に慣れているなと思った。
「おはよう、千夏ちゃん。」
落ち着いた声で言う立花くんに私も「おはよう」と挨拶をした。
「千夏ちゃん、僕の事・・・立花くんじゃなくて呼び捨てで良いですから。」
優しい笑みを浮かべて私を見つめる学校の王子様。私は突然の事に戸惑ったけど平然を装った。
「うん。・・・悠斗って呼ぶね!」
これじゃあ本当のカップルみたいに思えてきた。周りの女子達の視線が痛い程、伝わってくる。
男の子を呼び捨てで呼ぶなんて中学生以来だな。ましてやその相手が学校の王子様なんだから・・・。
「じゃあ、帰りは一緒に帰ろうね。バイバイ、悠斗!」
なんて言ってみると悠斗はほんのりと顔を赤らめて笑顔で手を振った。下の名前で呼ぶのに慣れていなかったから、変に緊張してしまった。
教室に入ると、いつもの様に沙耶が笑顔でコチラへと向かってきた。沙耶とは昔から親しい幼馴染だ。
「千夏、立花くんと付き合ってるらしいじゃん?」
情報網の沙耶には敵わない。やっぱり知られてたか・・・。
「悠斗とは・・・期間限定の恋人だよ。」
そう言うと状況が掴めないのか沙耶は「え、どういう事?千夏、説明しなさいよー!」なんて叫んでいた。
翌日、学校に行くと校門から女子の騒ぎ声が聞こえてきた。この声はきっと。
『立花くん!あたしお弁当作ってきたよ!』
『ダメだよ~私が作ってきたんだからぁ!』
『立花くんはウチのなんだからー!』
そんな女子の黄色い歓声を受けながら少し困った笑顔をしている立花くんが視界に入った。やっぱりカッコイイとは思ってしまう。だけど恋愛感情までにはいかないと思うんだ。
立花くんのファンというか立花くんを好きな女子はたくさん居る。
だから立花くんと彼氏、彼女になるって事はたくさんの女子を敵に回す事になるんだよね。って・・・まだ本当に付き合うって決まった訳じゃないのに私、何考えてるんだろう。
「あ、千夏ちゃん!」
私に気づいた立花くんが笑顔でコチラへと向かって来る。
あの女子の輪から逃げ出せる立花くんは、さすがに毎日の事に慣れているなと思った。
「おはよう、千夏ちゃん。」
落ち着いた声で言う立花くんに私も「おはよう」と挨拶をした。
「千夏ちゃん、僕の事・・・立花くんじゃなくて呼び捨てで良いですから。」
優しい笑みを浮かべて私を見つめる学校の王子様。私は突然の事に戸惑ったけど平然を装った。
「うん。・・・悠斗って呼ぶね!」
これじゃあ本当のカップルみたいに思えてきた。周りの女子達の視線が痛い程、伝わってくる。
男の子を呼び捨てで呼ぶなんて中学生以来だな。ましてやその相手が学校の王子様なんだから・・・。
「じゃあ、帰りは一緒に帰ろうね。バイバイ、悠斗!」
なんて言ってみると悠斗はほんのりと顔を赤らめて笑顔で手を振った。下の名前で呼ぶのに慣れていなかったから、変に緊張してしまった。
教室に入ると、いつもの様に沙耶が笑顔でコチラへと向かってきた。沙耶とは昔から親しい幼馴染だ。
「千夏、立花くんと付き合ってるらしいじゃん?」
情報網の沙耶には敵わない。やっぱり知られてたか・・・。
「悠斗とは・・・期間限定の恋人だよ。」
そう言うと状況が掴めないのか沙耶は「え、どういう事?千夏、説明しなさいよー!」なんて叫んでいた。