アイドルたちの奪い合い!!?
「お前が返事を曖昧にしたからこーなるんだ。みんながお前を奪うためにぶつかるのは当然だろう」
「.....っ」
確かに、私は奏くんの言う通り、みんなからの告白を曖昧なままにしている。
みんなのことが好きだから。
初めて私を愛してくれたから。
誰も裏切りたくない。
もう、彼らを離したくない。
だから誰とも選べない。
「お前の愛と俺たちの愛は違うんだよ。早く、気づけ。俺を愛せ」
「そっ....」
奏くんと私の距離がグッと縮まった。
その時。
「何やってんだ!!奏てめぇー!!」
奏くんの肩をガッチリ掴む千尋くん。
「触んな」
「んだと!!?」
奏くんと千尋くんの睨み合い。
うわ〜、ここでも睨み合い。