アイドルたちの奪い合い!!?
「俺、やっぱり美紀が....」
「おーい。テメェら見つめ合ってないでさっさと動け。俺様ばかり働かせるな」
祐希くんが何か言いかけたのを千尋くんが遮る。
明るい茶色のセミロング。
どこからどー見ても美少女な千尋くん。
さすが国民的アイドル。
完成度高いな、マジで。
「.......っ。千尋わりぃー。美紀、仕事戻ろ?」
千尋くんの声を聞いて初めは驚いていたけど、すぐにいつもの優しい笑顔を浮かべて仕事に戻る祐希くん。
さっき何言おうとしてたんだろ?
「ブス!!ぼーっとすんな!!働け!!」
首をかしげて考える私にいつもの如く絡んでくる千尋くん。
「ブッブス!!?さっき祐希くんに可愛いって言われたもん!!」
「はぁ!!?祐希、眼科行った方がいいんじゃねーの!!?お前なんてブスだよ!!ブス!!」
「二回も言うな!!この口悪男!!口の中がバイ菌だらけだからそんなことしか言えないんだ!!歯医者さんに行け!!歯医者さんに!!」
「バッバイ菌だらけだと!!?お前は美容整形でも考えろブス!!韓国へ行け!!で、一生帰ってくんな!!」