野獣に魅せられて・・・
・・・

ロッカーに白衣をしまい、

鞄を持った俺は、

病院を出た。

・・・

「潤ちゃん!」

そう言って近づいてきたのは、

オレの彼女、未来。

・・・

オレは微笑み手を振った。

・・・

未来は、

他の人なんか目に入らないのか、

オレに飛びつき、

ギューッと抱きしめた。

・・・

「…未来。

皆が見てる。恥ずかしいよ」

・・・

オレの言葉に、

ペロッと舌を出した未来は、

オレからそっと離れた。

「こんな事がしたくなるくらい、

潤ちゃんが好きなんだもん」
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