野獣に魅せられて・・・
「・・ん・・まさ・・き。

しご・・と、ちゅう・・」

・・・

抵抗を試みるも、

正樹の力に敵うはずもなく、

・・・

時間にすれば、

ほんの1.2分・・・

それなのに、何時間にも思えるほど、

私を溺れさせるキス・・・

・・・

そっと唇を離した正樹は、

私の唇についた、光るものを、

優しく拭った。

・・・

「・・正樹の・・意地悪」

「玲奈がオレを誘うからいけないんだ。

さぁ、仕事に戻ろう」

・・・

そう言って微笑んだ正樹は、

先に部屋を出ていった。

・・・

身なりを整えた私も、

外へ。
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