野獣に魅せられて・・・
・・・

夕方。

「今夜は夜勤だから。

戸締りはしっかりするんだぞ?」

・・・

そう言って微笑んだ正樹は、

私の頬に優しく触れると、

仕事に向かった。

・・・

同棲してるわけじゃない。

・・・

夜勤前の日は、

いつも私の家に泊まる

それが日課になっただけ。

・・・

正樹は、

多くなマンションに住んでいる。

・・・時々、

オレの家に越してこないか?

と言われるけど、

私はそれを断り続けている。

愛してるし、尊敬もしてる。

縁があれば、結婚だって・・・

でも、それまでは、

独り暮らしをして、

何でもできるようになっていたいから。
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